前回、SEO対策には2種類存在するとお伝えさせていただきました。
一つはローカルSEO対策、もう一つはナショナルSEO対策です。
ローカルSEO対策は限定した地域のユーザーを対象としています。
一方、ナショナルSEO対策は全国のユーザーをターゲットとしたSEOです。
詳しくはこちら
Volume2. ベーシックSEO対策/ローカルSEO対策とナショナルSEO対策
今回はローカルSEO対策を取り上げてみたいと思います。
前回もリストに挙げさせていただきましたが、ローカルSEO対策のポイントになります。
1.Googleマイビジネスに登録して、検索上部の地図に表示されやすくする方法
2.トップページはメイン地域系キーワードで狙う
3.近隣の地域系キーワードはトップページ以外で狙う
4.全国向けコンテンツを入れてトラフィックを増やす
Googleマイビジネスに登録して、検索上部の地図に表示されやすくする方法
店舗系のホームページを運営している方は「Googleマイビジネス」に登録し、検索した際にGoogleの地図部分に自分のHPの情報を表示させることができます。
実はこの地図部分の中でも上位に表示させる対策があり、これのことを「MEO」Map Engine Optimizationと言われています。
自然検索の部分とこの地図部分が上位に表示されれば、より多くのユーザーをヒットさせることが出来るのです。
Googleマイビジネスの登録は無料で、郵送で送られてくる資料に基づいて本人確認を行うことで登録できます。
Googleマイビジネスへのメリットは地図部分に情報を掲載出来るだけではなく、店舗専用のGoogle+を持つことが出来るということです。
これは地図検索にも影響を与えます。
Google+に内容を頻繁に掲載すると地図部分の検索でも有利に働く傾向があるのです。
内容はブログほど長くなくとも、頻繁に記事を掲載することで地図部分の対策になります。
オフィシャルサイトへのリンクなどの紹介記事でも問題ありません。
また、もう一つのポイントとしては、Googleマイビジネスの口コミ情報を登録していくことです。
悪い口コミを掲載されるのでは、というリスクもありますが、思い切ってこの口コミ投稿を活用してくと、地図検索でも上位に表示する可能性が高まります。
トップページはメイン地域系キーワードで狙う
話は戻りますが、ローカルSEO対策の場合、地域キーワードを設定いくことが胆となります。
新宿のペットショップのオーナーであれば「新宿 ペットショップ」などの言葉でヒットさせるのが理想的です。
ここでポイントとなるのが、地域キーワードの設定に関してです。
地域には様々な入れ方があります。
「新宿」「新宿区」「新宿駅」など様々な特定の地域名があります。
ただ、これらのキーワードをむやみやたらにトップページに詰め込んでしまってはいけません。
Googleに好かれる入れ方をしなくてはならないのです。
その好かれる入れ方をご紹介します。
まず、トップには前述したようにキーワードを詰め込むのではなく、メインの地域だけをセットします。
先ほどの例の場合には、「新宿」がメインのため、「新宿」というキーワードのみを設定します。
地域以外では「ペットショップ」がメインとなるため、「新宿」と「ペットショップ」の複合「新宿 ペットショップ」で狙っていくのがいいでしょう。
近隣の地域系キーワードはトップページ以外で狙う
次にメイン地域以外のキーワードの設定に関してです。
トップページの地域は「新宿」がメインでした。
それ以外の「新宿駅」というキーワードはトップページではなく、違うページで設定をします。
この「新宿駅」のキーワードはトップページ以外のサブページ、例えばアクセスのページで設定します。
設定方法はまずはタイトルに設定するのが必須です。
詳しくはVolume 1.で紹介しています。
Volume1. ベーシックSEO対策/最も大切な対策は「タイトル」
これにより、「ペットショップ」の複合
「新宿駅 ペットショップ」で検索したユーザーに対して、アクセスページが上位表示される可能性を高めています。
これに続いて、トップページ以外のページで、
「新宿区 ペットショップ」のキーワードをタイトルに設定したページを作成します。
「新宿系」でキーワードが思いつかなくなったら、今度は近隣のエリアで書いていきます。
「大久保」「代々木」「中野」などでヒットしても、距離が近いので対象に入ってきます。
全国向けコンテンツを入れてトラフィックを増やす
4つ目の対策が極めて重要となりますが、トップページ、サブページ以外に、お役立ち記事などを入れて全国の人に向けてペットに関連したユーザーに役立ちそうな記事を書いていきます。
ホームページの中にブログを設置すると記事が書きやすいと思います。
たとえば、猫であれば、猫のカテゴリーを作り、猫が喜ぶペットフードは何か?、猫がぐっすり眠れる最新の方法、など、とにかくユーザーの役に立つような情報をどんどん掲載していきます。
猫以外にもペットショップで扱っているペット、犬、鳥など様々なカテゴリーを作り、お役立ち情報を掲載していきます。
そして、エリアをタイトルに含めてもいいし、含めない記事もありです。
これは全国にお役立ち情報を発信し、それぞれのキーワードが検索エンジンにヒットすれば、アクセスが多く集まり、トラフィック対策になるのです。
前の記事で紹介したように、AmazonやWikipediaは多くのトラフィックを集めることで上位表示しています。
これと同じで多くのアクセスを集めたサイトは記事ページだけではなく、トップページもサブページも上位表示する傾向があります。
アクセスが集まれば、全体的に底上げされるのです。
どんどん、お役立ち情報を掲載して、トラフィックを集めていくのがポイントです、また、FacebookやTwitterからもリンクを貼って、トラフィックを増やしていきます。
これが「ロングテールSEO対策」の王道です。
また、お役立ち記事のタイトルの書き方ですが、全国の方へのアプローチなので、必ず「新宿」や「代々木」が含まれていなくても大丈夫です。
ただ、頻繁にタイトルに地域を含めた記事を書くと、店舗から近い人にもヒットされるので、こちらも記事に書いていくことは大切です。
また、サブページで入れきれなかった近隣地域も記事のタイトルに入れて作成するのも方法です。
たとえば、「四谷」という言葉をサブページで入れなかったとしたら、お役立ち記事のタイトルに入れてもいいのです。
たとえば、
「四谷からのお客様多数のペットショップが教える猫の正しい飼い方!」
というお役立ち記事であれば、「四谷」という言葉がタイトルに入っています。
今回はローカルSEO対策についてお伝えさせていただきました。
次回はナショナルSEO対策についてです。
今回の記事タイトル
Volume3. ローカルSEO対策の方法/ベーシックSEO対策